管理番号 | 新品 :96806995 | 発売日 | 2024/05/01 | 定価 | 42,000円 | 型番 | 96806995 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カテゴリ |
●製作年:1790-1800年頃 ●1級 ●サイズ 直径:24.5cm 高さ:2.8cm 参考価格: ¥135,000− 18世紀の染付けを数点ご紹介です。 マイセン開窯初期の王道デザイン。ヨーロッパでのシノワズリブームは18世紀序盤のマイセン幕開けと同列ですが、既に独自に開花したフランスからの華々しい様式に持っていかれ、シノワズリはもはや地味で廃れてしまったシリーズになってしまいました。と同時に、経営難と重なることで、マイセンはこのデザイン自体をロイヤルコペンハーゲンに売り渡し、微々たる財を得てしのぐことになります。皮肉にもその後このデザインはコペンで大ブームが起きてしまいます…。なので、もとは東洋からもたらされた磁器からインスピレーションを受け、景徳鎮や伊万里を参考にしてデザインされましたが、イメージはどの方もロイコペだと思うでしょう。。しかし、ヨーロッパでの本家は他でもないマイセンなのです。 白に溶け込んだ淡い色を発す麦わら文様は温かみがあり、心を落ち着かせてくれます。製作年代はマルコリーニ、経済的に厳しい状況も相まり、白磁の状態はまだまだ未熟な部分も多いです。 黒点、茶点、釉薬の不安定など経年合わせた部分も見られますが、この時代ならではの特性です。幾世紀も乗り越えていますが、カケやワレは無く素晴らしいコンディションと言っていいと思います。18世紀マイセンの染付愛好家におススメします。この機会に是非。。