トロンボーン（F管付）　J.C.Penzel"s Nachf. 古いドイツ管です。おそらくOskar Ullmann と思われます。珍しいF管付のアンティークです。 ＜＜ＫＡＺＵＯ－ＷＯＲＬＤさんよりお借りしました　抜粋　＞＞＊＊＊＊＊＊ ●Reinhold Oskar Ullmann Ｏ・ウルマンは１８７５年５月１３日に管楽器製作者グスタフ・エアハルト・ウルマンの息子としてアードルフに生まれました。父親の下で修業した後の１９０３年にＪ・Ｃ・ペンツェルの後継者として名乗りを上げ、ライプツィヒに工房を構えました。 ウルマンの楽器は、軍楽隊や青年バンドなどに多く納められていました。軍楽隊の楽器は、コレクターズアイテムとしての価値が低いとされ、ランクの低い楽器と見る方もいるようですが、ウルマンのトロンボーンはペンツェルのコンセプトを重視したキャラクターの楽器で、クオリティーの高いものがあります。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 軍楽隊用ではなくオーケストラなどで用いられていたものかと思われます。当時ドイツの軍楽隊は入札制度があって「J.C.Penzel」ブランドが指定品目となっていたようです。そこでJ.C.Penzel の後継者という称号を刻印することで入札に参加したと言われています。本来ベルの中程（画像９）あたりにOskar Ullmannの署名刻印があるはずですが、削られてしまっています。 参考画像（画像１０）は、Oskar Ullmann が配布したと思われるニューイヤーカードで、ここには自身が J.C.Penzel の後継者であることがうたわれています。 状態はさすがに１００年を超えていますので、悪いです。当初使うつもりで購入したものです。デュアルボアの作品で、マウスピースはジャーマンシルバーでオリジナル刻印付きです。 署名刻印を削った跡とベルクランツ（画像８）に修理痕。またロータリー右（画像４）に８mmほどのへこみ。これ以外には大きなダメージはありません。このままでもスライドとロータリーを調整すれば使えると思います。自己判断でお願いします。 ベル：230mm 上ボア：11.5mm 下ボア：13mm ＊古いケース付き（M.ENDERSのケースとほぼ同種です） 価格：応相談 悪い評価のある方は交渉 ＊送料は着払いでお願いします。